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【猫19匹の飼主】猫を多頭飼いするときの注意点や準備するもの

猫の多頭街いをする時のp注意点

「先住猫が寂しくないようにもう1匹猫を飼育しよう」と考える飼い主さんも多いのではないでしょうか?
猫を多頭飼いするには、飼い主が注意点を把握し、事前の準備をしっかり整えておく必要があります。
本記事では、多頭飼いをする際の注意点と、事前に準備しておくものを紹介します。
多頭飼育を考えている飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。

  1. 多頭飼いの注意点1:猫の相性
  2. 多頭飼いの注意点2:環境
  3. 多頭飼いの注意点3:費用

多頭飼いの注意点1:猫の相性

猫の多頭街い仲良く過ごす猫

多頭飼いをする際には、猫同士の相性を見極める必要があります。
猫は、育ってきた環境や持って生まれたものによって1匹ずつ性格が違うため、すべてに当てはまるわけではありませんが、比較的相性の良い組み合わせを紹介します。

異性同士

避妊・去勢を済ましている異性は、仲良くなりやすいとされています。
オス同士は、縄張り意識が強いため、ケンカになりやすいため注意しましょう。
また、メス同士であれば、縄張り争いにはなりませんが、神経質な性格が多いため、時間をかけて慣れしていくことをおすすめします。

兄弟

同性でも、一緒に生まれた兄弟であれば仲良く暮らせる可能性が高くなります。
ただし、オス同士の場合、大人になるにつれて縄張り意識が強くなり、突然仲が悪くなることもあるため、注意しておきましょう。

子猫同士

猫は、年齢が若ければ若いほど適応能力が高く、新入りの猫が来てもすぐに慣れることができます。
特に1歳未満の子猫は、多頭飼育を成功させやすいとされています。
高齢の先住猫がいる場合、新しい猫が来たことに対してストレスを感じ、体調を崩す可能性があります。
先住猫の性格が、神経質であまり社交的でない場合は、多頭飼育は控えたほうが良いでしょう。

多頭飼いの注意点2:環境

猫同士で毛繕いをする

多頭飼いをする際には、家の環境を整えてからお迎えしましょう。
猫はパーソナルスペースを必要とする動物で、常に近い距離に他の猫がいるのを好みません。
そのため、キャットタワーやベッドなど1匹になれる環境を用意することが重要です。

先住猫の健康チェック

猫を新しく迎えると決めたら、まずは一緒に暮らしている猫の健康チェックを行いましょう。
感染症やノミダニの有無、寄生虫がいないかしっかり確認を行いましょう。

部屋数を準備

先住猫の健康状態に問題があれば、新しい猫と部屋を分けたり、お迎えする時期を見直したりすることが大切です。 飼育頭数によって、猫が自由に出入りできる部屋を何部屋か確保しておくのも必要です。
まだ慣れていない段階で目を離すのは危険のため、外出の時などは別々の部屋に分けた方がいいでしょう。

逃げ場を準備

部屋数が用意できない場合は、キャットタワーや壁にステップなどを取り付け、高いところに猫の居場所を作るとストレスを感じることが少なく、ケンカが起こらずに過ごせるようになります。
頭数によっては、複数キャットタワーを用意してあげることも大切です。

トイレの数を準備

また、トイレの数も見直しましょう。
10匹とかになれば、トイレの数は11個ではなく7個ぐらいでも問題ないですが、多頭飼いをする場合、トイレの数は猫の頭数プラス1が望ましいとされています。
繊細な性格をしている子は、他の猫の気配を感じ、トイレで排泄をできない場合もあります。
トイレの大きさは、体長の1.5倍以上でゆとりのあるものをおすすめします。
猫によって、猫砂の好みも違うため、それぞれの猫に合ったトイレを用意しましょう。

食器の数を準備

トイレだけではなく、食器の数も頭数分用意することが必要です。
療法食を与えたり、食事制限をしていたりと、猫によって食事の内容や量が異なります。
また、1匹ずつ食器を分けておくと、食欲がないなどの健康状態の異常にも気づきやすくなります。食いしん坊な子がいるようであれば、食事の場所も分けることをおすすめします。猫たちの食事のペースを見ながら場所の調整も行いましょう。

多頭飼いの注意点3:費用

猫の性格がきつい!04

猫を多頭飼育をする前に、飼育費用についても考えておくことが重要です。
猫の頭数が増えると、1匹で飼育していたときよりも食費がかかります。
また、ワクチン代や体調が悪くなったときの病院代など、頭数分必要です。
お金がなくなり、途中で飼えなくなったとならないように、多頭飼育は計画的に行いましょう。

記事執筆者・監修者

西尾 亮佑
西尾 亮佑

【ペット業界15年以上】
横浜ペットコミュニティ専門学院にてトリミング・訓練を学び、大手ペットショップ・ペットメーカーに勤務し、数多くのペットショップ・トリミングサロン・動物病院を視察。

その中でペット業界の矛盾の多さや、利益優先に嫌気がさし、愛犬・愛猫の健康面を最優先に考える想いを貫くため、2020/07/15にDog&Cat CLEARを設立 愛猫18匹と愛犬2匹と共に『飼い主が健康を守る』を発信。

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