消化の良いフードをあげるメリット
愛犬・愛猫の健康面を考える時に、どこまで考えてあげるべきでしょうか?
我が家では、健康に繋がる食事を考える1つの基準として、フードの消化の早さについても考えます。
今回は僕が我が子達に消化の早い食事や、太らせない、肥満ならないようにと注意喚起を行っている理由についてお話します!
消化が悪いフードをあげることのデメリット
様々な食事がある中で、愛犬・愛猫に消化の悪い食事をあげることのデメリットはなんでしょうか?
①消化器官への負担
1つ目は消化器官への負担になります。
消化の悪い食事だと、消化を終えるまでの間、消化器官は休むことができません。
これが日々繰り返されるのであればどうでしょうか?
臓器にオーバーワークを引き起こす原因になります。
②栄養を取り入れる時間の確保ができない
2つ目は消化器官への負担が関連してくる部分になりますが、臓器がオーバーワークな状態でスムーズに栄養素の運搬が行われるでしょうか?
コンディションが悪いのであれば、本来の機能や、能力を発揮できなくなるリスクが高まります。 体を消化に専念させるのではなく、栄養素を取り込む時間を確保してあげましょう。
③食欲の低下
消化の悪い食事の摂取を続けることで、常に胃酸が生成される状態になります。
人間でも暴飲暴食を行った次の日は、胃もたれによって食欲が低下するのと同じです。
日々消化の悪い食事の摂取を続けていることがで休まる時間が少なくなってしまうのです。
個人的にオススメしない食事
消化の悪い食材という見出しではなく、個人的に避ける食材という表現にさせていただきます。笑
我が家は手作りご飯なので、そもそも与えることもないですが・・・。
①増粘多糖類の多い缶詰
粘り気など、使い勝手など、食事の通りなどをスムーズにする役割があります。
愛犬・愛猫の食事では缶詰やレトルト用品によく使用されています。
有名どころではキサンタンガムやグアーガムがよく配合されています。
特に食事を摂取するのに支障がない子達なのであれば、他の食材に含まれる栄養素の吸収効効率の低下や、胃酸から消化を守ってしまうので、毎日摂取するメリットはありません。
②穀物の配合の多いドライフード
穀物が悪い、摂取してはダメ!ということは全然思わないのですが、基本的に穀物の配合量が多いフードは低品質のものが多いです。
食物繊維は消化されずに老廃物を絡めるような役割になるので、多く配合されていると便秘や下痢になるリスクもあります。
③名ばかりのグレインフリーフード
穀物が多いフードを避けた方が良いのであれば、グレインフリーフードなら安心だよね!と考える飼い主さまも多いのではないでしょうか?
答えは・・・Noです。
グレインフリーフードといえばお肉の配合量が多いフードといった印象を感じることも多いとは思います。
しかしグレインフリーフードというものは、愛犬・愛猫が消化を得意としているお肉の配合量がたっぷりの食事ではありません。
グルテンやグレインが配合されていないだけで、豆類が多く配合されているフードがほとんどになります。
本当にお肉の配合量が多いフードなのであれば、メーカーは自信を持ってお肉の配合量を記載します。
お肉の配合量などの内訳が記載されているフードから選択することをオススメします。
食事は与えるだけが全てではない
あくまでも食事というのは愛犬・愛猫の体に栄養を与えるものになります。
たくさん栄養素を詰め込むということは、それぞれの栄養素に対して臓器が適応しなければいけないということにもなります。
そういった考えから僕は手作りご飯を与えるようになりました。
ドライフードだけが我が子達の食事ではありません。
たまには鶏肉だけの食事、豚肉だけの食事、お肉と茹でた野菜2種類程度の食事に調味料で天日海塩など・・・。
これらはシンプルに加工食品からは摂れない栄養素の補給だけではなく、臓器を休めるための食事でもあります。
加工されていない、食材が少ないことによって臓器は処理する幅が狭くなる分、負担も軽減します。
たまには休息の時間を愛犬・愛猫の体に取り入れてみるのはいかがでしょうか?
知識が必要にはなりますが、愛犬・愛猫のために行動できる飼い主さまになりましょう!
記事執筆者・監修者
- 西尾 亮佑
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【ペット業界15年以上】
横浜ペットコミュニティ専門学院にてトリミング・訓練を学び、大手ペットショップ・ペットメーカーに勤務し、数多くのペットショップ・トリミングサロン・動物病院を視察。その中でペット業界の矛盾の多さや、利益優先に嫌気がさし、愛犬・愛猫の健康面を最優先に考える想いを貫くため、2020/07/15にDog&Cat CLEARを設立 愛猫18匹と愛犬2匹と共に『飼い主が健康を守る』を発信。
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